縮毛矯正した日はシャンプーしない方が良いの?について解説します

こんにちは!神奈川県大和市南林間にある完全貸切で乾かしただけで収まるカットを追求しております
パーソナル美容室
Kicchi hair designの中嶋です!

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お客様によく聞かれるシリーズ。

縮毛矯正した日はシャンプーしない方がいいの?

について解説していきたいと思います。


縮毛矯正はそもそも、なんなん?

よくわからないですよね?
縮毛矯正は、アイロンストレートパーマに分類されるのでパーマの一種です。

髪の毛のタンパク質自体を保つ結合というのが4種類あるのですが、そのうちの1つシスチン結合の
切断/再結合を行うのがパーマです。

アイロン処理するのは、巻き髪にするにはパーマのようにくるくる巻く棒(パーマロッドと言います)で
巻いた状態で固定し髪の毛に形を覚えさせるわけですが、ストレートの状態に保っておくにはタンパク質を少し熱の力によりちょっと焼いて真っ直ぐ保つ必要があるからです。

それによって施術での熱ダメージを得てしまったり、
熱加工による髪の毛の硬さなどが問題視されるのが縮毛矯正...
もちろんKicchi hair designでは
加工後の硬さを感じないように柔らかくする処理を施したり、電子トリートメントによる水分補給処理もしていきますので安心していただきたいのですが。


本題の、シャンプーは?


はい、結論なんですけど


シャンプーはしない方が良いです。


先程の説明で出てきた、髪の毛の結合の切断/再結合の
再結合部分では、「酸化」という化学反応を利用しております。その酸化は、実は縮毛矯正が終わった後も完了しておりません。
数値にするのは難しいですが、私の体感では80%前後かと思います。

その残りの20%は、

自然酸化、空気酸化
といって普通に生活している間に行われるものです。

やはり先程の説明の中で、パーマは固定するのが大事だとお伝えしましたが、
本来なら、水に濡らしたりするのも髪の毛の状態が戻ったりします。(これを水素結合といいます)

水に濡れるとクセが強くなったり、乾くとクセが収まったり、湿気でまたクセが出たりと
色々な表情を見せてくれる髪さん。

別の結合が繋がったり取れたりというのは、
あまりよろしくありません。
シスチン結合で繋がっている部分にもちょっとは影響しちゃいます。


なので、濡らさないでしばらくその状態を保つのが、その後の縮毛矯正部分(パーマ部分)の継続性に関係が出てくるのです。

具体的には
1.濡らさない、シャンプーしない
2.髪の毛を縛らない
3.濡らしたなら、しっかり乾かす

が肝要といえます!
縮毛矯正した日のシャンプーは推奨しませんが、
梅雨や夏場などはベッドに入る前には頭を洗いたいと思いますので、もし髪の毛が濡れるようなことがあれば、早めのタオルドライからのドライヤーでなんとかなるかもですよ。
水素結合を早めに再結合させる!
(`・ω・´)


もちろん、この美容化学というのは色々な考え方がありますので、空気酸化なんかじゃパーマの持ちは変わるわけない!と豪語している美容師さんもいますが
私は空気酸化肯定派ですので、こう発信させていただいております。
(あくまで、中嶋の偏見です)


今回は、以上になります!
読んでいただきありがとうございました!