前髪、自分で切りました?について解説します。
こんにちは!神奈川県大和市南林間にある完全貸切で乾かしただけで収まるカットを追求しております
パーソナル美容室
Kicchi hair designの中嶋です!週に1本くらいは映画を観たい、最近は、A24作品にハマっています。アリアスター監督のものも好んで観ている変態です。
さて、
皆さんは、自分で前髪を切ったことがありますか?
女性であれば、私個人の体感で7割の人は、一度はチャレンジしてみたことがあるのではないでしょうか。
ここで、Threadsに面白い投稿があったので
考えてみたいと思いました。
「美容室に行くと、前髪自分で切りました?って
なんで聞いてくるの?確認する意味ある?
不快なんだけど」
というものです。
うんうん、よくわかります。
というか、私も聞いちゃってました。笑
もし不快に思っていた方、申し訳ありません。
私が確認していた理由をお話ししますと、
その人その人で、ちょうどいい前髪の丈が違うからなのです。
多くのお客様のオーダー(来店されてからカウンセリングで聞く、今回の希望内容)は、
「前回の良かったから、前回と同じようにして。
あとは、お任せね」
というものです。
1カ月に1〜1.2cmは伸びますので、
前回の履歴が
1カ月前なのか?
1カ月半前なのか?
2か月前なのか?
もっと前なのか?
をカルテで確認し、伸びたぶんをマイナスしてカットていきます。
この時に、前髪の長さが、逆算してもこんなに伸びてないことある?ってなることがあるのです。
その際に、「前髪自分で切りました?」が
発動していましたね、私は。
このパターンは、十中八九、お客様が自分で切っているパターンです。
もうひとつのパターンは、こちらが短めの前髪のスタイルを提供していたパターンです。
これはカルテの確認不足が招く不快ですよね。
カットさせていただいたからには、責任を持たないといけないのですが、世間話をしながら施術に入る流れで、確認せず入ってしまうことがあります。
気をつけます。
で、
中嶋が警鐘を鳴らしたいのは、
「前髪はお客様のものなので、切ろうが切るまいが、
自由だ」ということです。
それと同時に、前髪はヘアデザインの7割を決める大切なパーツ。(中核といっても過言ではありません)
敢えて言うならば、前髪のすぐ横の部分。
美容師は、サイドバングと言います。
前髪がバングと言いますので、その横のサイドということですね。
前髪と、サイドバングで顔周りの似合わせがほぼ決まります。カットは短くなっているものは伸ばせません。長いものを短くするしかできないのです。
セルフカット前髪は、よく幅の設定を間違えてしまっている方が非常に多くて、
サイドバングも前髪の長さになってしまっていることがほとんどです。
材料(サイドバング)が無いのに、かわいい似合わせは作れません。とても重要なパーツなのに、カットできないのです。プロとして、こんなに不完全燃焼なことはありません。お客様の満足度も、だだ下がりでしょう。とにかく、材料がなければ作れないのです。
つまり、
前髪のセルフカットは、リスクを伴う
ということです。
(大いなる力には、大いなる責任が伴う)
セルフカットが必要な時もあると思います。
急場で凌がないといけない場面は、社会人にはしばしば訪れます!なので、理解した上でのセルフカットをお願いしますね!
中嶋は、お客様を絶対にかわいくしたいのです!
ただ、それだけです。
お客様にも、髪の毛を大事に扱っていただきたい。
それは、ダメージケアだけでなく、デザインにおいての長さを軽んじないということも含まれます。
ぜひ協力いただき、一緒に素敵な髪型で過ごしましょう!✌︎('ω'✌︎ )
今回は、以上になります!
読んでいただきありがとうございました!